メタクリル樹脂モルタル「ドーロガード」 |
ドーロガードは、厳選された人工または天然の骨材(ドーロガード骨材)と常温重合硬化型メタクリル樹脂(ドーロガード樹脂)からなる樹脂モルタルの総称で、重合硬化により、強靱な樹脂コンクリートを形成し、道路やコンクリート下地面に塗覆(打設)することにより、摩耗や劣化を防止し、耐久性を向上させることができます。
ドーロガードは「硬くて強い」ものから「柔らかくてねばり強い」ものまで、下地種類や構造に応じて物性を自由に選択でき、様々な用途に適用が可能です。
ドーロガードは、常温重合型のメタクリル樹脂を結合材として用いるため、低温時の硬化性に優れ、硬化剤(重合開始剤)の添加によりー15℃の温度下においても約30〜60分で完全に硬化させることができます。さらに薄層での重ね塗りが可能であるため、施工後のメンテナンスも容易な材料なのです。
区分 | 分類 | 用途 | 工法名 | 特徴 | 備考 |
標準工法 |
補修 | コンクリート下地 | ドーロガード JC−02 |
耐摩耗性は一般コンクリートの4〜5倍程度。 | プライマーとしてパーミタイト#115が別途必要 |
補修 | アスファルト舗装、鉄面下地の段差修正 | ドーロガード A−03 |
高靱性、低温時での柔軟性に優れ、厚さ0〜20mm程度の薄層でのすり付けに最適。 | 鉄面への打設地はプライマーとしてパーミタイト#115が別途必要 | |
嵩上 | 橋梁伸縮装置嵩上 | ドーロガード J−02 |
橋梁伸縮装置嵩上工法用材料で、鉄面、コンクリート面に対応し、優れた施工性を有する。 | プライマーとしてパーミタイト#115が別途必要 | |
床版補修 | 橋梁コンクリート床版 断面欠損部復旧 |
ドーロガード S−02 |
コンクリートと同程度の強度を持つ粘弾性メタクリル樹脂モルタル。橋梁コンクリート床版断面欠損部の復旧に最適 | プライマーとしてパーミタイト#115が別途必要 | |
欠損補修 | コンクリート構造物 不良、欠損部の厚塗り補修 |
ドーロガード C−50 |
高強度・低収縮タイプ樹脂コンクリート。 | プライマーとしてパーミタイトが別途必要 | |
キット | アスファルト舗装 |
ドーロガード キットII |
アスファルト舗装用の「ASII」、コンクリート舗装用の「JCII」の2種類がある。プライマー(JCIIのみ)、撒き砂がセットになっており、小規模の補修に最適。 | ・プライマー(JCIIのみ) |
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排水性舗装用トップコート樹脂 | ドーロガード ドレントップ |
所定量散布する事で、骨材の飛散を防止し、排水性舗装表面を強化させる事が可能です。 | すべり止め用の骨材を併用する | ||
特注工法 (受注生産品) |
欠損補修 | コンクリート構造物 薄層補修 |
ドーロガード C−02 |
倉庫や駐車場のコンクリート床の極薄層のわだち補修や全面的な化粧に用いる。ダレ止め剤の添加で急勾配面でも施工可能。 | プライマーとしてパーミタイト#115が別途必要 |
薄層舗装 | コンクリート舗装補修 耐摩耗性薄層舗装 |
ドーロガード P−02 |
耐摩耗性は一般コンクリート舗装の2〜3倍程度。薄塗りが可能なことからコンクリート舗装等の段差すり付けに最適。 | プライマーとしてパーミタイト#115が別途必要 | |
床版補修 | 橋梁コンクリート床版 増厚補強、断面復旧 |
ドーロガード S−01 |
粘弾性樹脂モルタルの性質を活かした床版増厚補強に適用。 | プライマーとしてパーミタイト#115が別途必要 | |
コンクリート舗装 弾性目地 |
ドーロガード 目地 |
コンクリート舗装の伸縮目地材。 | プライマーとしてパーミタイト#115が別途必要 |